Women's Fashion Trends
Trends from runways
一見ノーマルな日常服が支持を広げた前シーズンを経て、今春夏は再びドレスアップの気分が盛り上がりそうだ。
少女のワードローブを彷彿とさせる小花柄、妖精のようにエアリーなシルエット、自由な感性が描く色のコントラスト。
ロマンティックな彩りの中で、スポーツトレンドもエレガント路線にシフト。
ロマンティックなムードに包まれた今季のランウェイを象徴するのが、淡く優しい色調の小花柄。フローラルプリントを全面にのせたドレスやスカートは、前シーズンよりもさらに軽やかに。風をはらんで歩く少女のような佇まいが、ノスタルジーを呼び覚ます。
ここ数シーズンの全体の流れとしては、ビッグシルエットからタイトシルエットへと引き続き移行中。そんな中、とびきりビッグな存在感を放ったのが、顔が埋もれるほどのアウター。エコファー、シアリングなど、ボリューミーな素材で華やかに。
昨シーズンにクロエが提案したセンシュアルなボーホースタイルが、春夏らしいエアリーな軽さをまとって進化中。ふんわりと揺れるシフォン、ヌーディな総レースなどの素材使いがキーとなる。透明感あふれるヘアメイクとあいまって、妖精のようなルックス。
今季のテーラードジャケットやコートは、メンズ服をそのまま借りて着たようなシルエットに注目。ゆったりオーバーサイズというわけではなく、直線的で大きな肩が主張する。従来のビッグシルエットとは一味違う、クチュールライクな着こなしがポイントに。
オリンピックの熱冷めやらぬうちに迎えた新シーズンは、レッグウォーマー、ジャージー、スコートなどのアイテムが新たに合流。ブルマールックでトレンドをリードしてきたミュウ ミュウは、ドレッシーなスタイルをベースに組み込んでエレガント路線へ。
夢見心地なパステルカラーから、目が覚めるようなヴィヴィッドカラーのブロッキングまで、明度も彩度もダイナミックに解き放たれた今シーズン。これまでにない新しいカラーを自分のパレットに加え、子どものように自由なマインドで楽しみたい。
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