髪は、女性にとってかけがえのないもの。そして髪の印象は、あなたの見た目年齢を大きく左右します。このBOOKでは、女性が年齢とともに感じる髪の悩みを見つめ、その原因やお手入れ方法などをわかりやすくお話していきます。
Q. 抜け毛が気になります。一日の抜け毛は、何本くらいまで大丈夫?
A. 100本前後はOK!
Q. 頭皮ケアは何歳から始めればいいの?
A. 髪質の変化やボリュームのなさ、白髪に気づいたら、すぐに始めましょう。
Q. 白髪は抜くべき?切るべき?
A. こまめに切りましょう!
Q. 髪がぬれたまま寝るのは、OK?
A. 髪にも頭皮にもNG!
Q. 若わかしい髪を保つことは、できますか?
A. もちろん、できます。
豊かな土壌に、みずみずしい植物が育つように。 健康な頭皮が、ハリコシのある美しい髪を育ます。
年齢を問わず、60〜70%の女性の頭皮に肌あれ発生! (2010年 資生堂調べ)
過剰な皮脂は頭皮トラブルの原因。40歳以上では頭皮の乾燥にも注意
- 顔のお手入れと同じように、頭皮にもうるおいを与えましょう。
- 日傘や帽子で、強い紫外線から頭皮を守りましょう。
- サロンで定期的に皮脂よごれ・毛穴の詰まりを取り除き、清潔に保ちましょう。
それは、年齢とともに髪が細くなってしまうから。 また、髪の素材がもろくなるのも原因の一つです。 こうしたハリコシの低下は、とくに頭頂部に現れやすく、髪のボリュームが出ないなど、スタイリングにも影響します。
KAP5 遺伝子
髪のキューティクルに存在し、その強度を司っているのがKAP5 遺伝子です。このKAP5 遺伝子は30代から減少し、それがハリコシの低下の原因とも言われています。また、頭皮の肌あれによってKPA5 遺伝子の働きが弱くなることも解明されています。
- 頭皮用のトリートメントや育毛剤で、頭皮環境を整えましょう。
- ヘッドマッサージで血行を促しましょう。
髪には寿命があり、ヘアサイクルによって新しい髪に生まれ変わります。このヘアサイクルが乱れると、髪の成長や生え変わりがうまくいかがず、その結果、薄毛になってしまうのです。
FGF7遺伝子
髪は毛母細胞が分裂して成長しますが、その毛母細胞をつくる指令を出す遺伝子です。薄毛部では、このFGF7遺伝子の働きが低下しています。
VEGF遺伝子
毛細血管の形成を促す遺伝子です。毛根部の毛細血管が多いほど栄養が行き届き、髪は太く育ちます。
- 育毛剤で乱れたヘアサイクルを整え、太く強い髪を増やしましょう。
- ヘッドマッサージで血行を促しましょう。
- ストレスを上手に発散して、規則正しい生活を心がけましょう。
髪は、メラニン色素の働きで黒くなっています。メラニン色素を生み出す工場のような役割をするのが、毛根内のメラノサイト。この工場が働かなくなると、髪は黒くならず、白髪になってしまうのです。
その1 MITF遺伝子
メラノサイト内に存在し、メラニン色素をつくる指令を出す遺伝子です。白髪では、このMITF遺伝子がほとんど活動していません。
その2 AFF4遺伝子
毛母細胞の中に存在し、メラノサイト活性化回路のおおもとの遺伝子です。この遺伝子を活性化すると、メラノサイトの活性を効率よく高められることから、「黒髪指令遺伝子」と呼ばれています。
- メラノサイト活性効果のある育毛剤を使いましょう。
- ヘッドマッサージで頭皮の血行を促しましょう。
髪や肌は、あなたの生き方を映し出す鏡です。 艶やかで豊かな髪を育むために、日々の生活を見直し、髪によい習慣を取り入れていきましょう。
インスタント食品やジャンクフードをよく食べる人は、改善が必要です。髪によい栄養を意識しながら、バランスのとれた食生活を心がけましょう。
良質なタンパク質
髪の主成分はケラチンというタンパク質です。不足すると、髪が細くなったり、抜けやすくなったりすます。(大豆、魚介類、脂肪分の少ない肉、卵など)ビタミンP
毛細血管を丈夫にすることで、髪に栄養が行きわたりやすくなります。(柑橘類、そばなど)ミネラル
亜鉛は、抜け毛を予防するミネラル。マグネシウムは酵素の働きをサポートし、エネルギー産生をスムーズにします。ビタミンB2・B6
ビタミンB6は、髪の主成分であるケラチンの生成に欠かせないビタミン。ビタミンB2は、「美容ビタミン」と言われ、頭皮環境を整える働きがあります。不足すると頭皮が肌あれしやすくなるので注意して。(レバー・納豆:B2、マグロ・カツオ・バナナ:B6)ビタミンE
血行をスムーズにして頭皮環境をすこやかに整え、育毛を促します。(ナッツ類、ゴマ、玄米、オリーブオイルなど)
ストレスも喫煙も、毛細血管を収縮させ、頭皮の血行を悪くします。その結果、毛母細胞に栄養がスムーズに運ばれず、髪の成長が妨げられます。 髪のためには、まず、禁煙。そしてストレスを上手に発散しましょう。サロンのヘッドスパもストレス解消におすすめですよ。
血行が促され、頭皮の毛母細胞にも栄養が行きわたるほか、ストレス解消にもなります。ウォーキングやストレッチなど、無理のない運動を続けましょう。
夜の10時から深夜2時は、美容のゴールデンタイム。成長ホルモンが分泌され、髪を生み出す毛母細胞も活発に働きます。この時間帯に、良質な睡眠をとりましょう。
美しい髪を育むのは頭皮です。ふだんから意識して、お手入れしましょう。
美しい髪を育むのは頭皮です。ふだんから意識して、お手入れしましょう。
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